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2007年09月30日

「自由と繁栄の円」を世界に創り上げよう。

こんにちは、岩屋たけしです。いよいよ明日から国会論戦が再開されます。総理の「所信表明」からもう一度やり直し、ということになります。それから予算委員会での審議をこなして、そのあとようやく各委員会での法案審議が動き出す、という流れになります。

この国会の会期は11月の10までですが、突然の安倍総理の辞任、続jく自民党総裁選で約三週間を空費したことになりますので、どうしても会期延長が必要になってくるでしょう。明日からの国会対策は実に骨の折れる仕事になるでしょうが、円滑な国会運営のために全力を尽くしたいと思っています。

ところで、ミャンマー情勢が大変なことになっていますね。誠に許されない暴挙です。犠牲になった日本人カメラマンに心から哀悼の意を表したいと思います。

この問題にどう対応するかは「福田外交」の試金石のひとつになるでしょう。私は厳しく対応すべきだと思います。この問題への対応は「日本という国が何を大切に思っているのか」ということを表すことになるからです。

麻生外交は「自由と繁栄の弧」というスローガンを掲げましたね。「弧」と言うと、いかにも地理的概念に思われて「やれ、中国包囲網か」なんて言う人もいましたが、本当は地域を限定した考え方ではないのですね。「我が国は自由主義、民主主義、法の支配、基本的人権の尊重、といった価値観を共有する国々との関係を強化し、支援していく」。そういう日本の外交理念の表明だったわけです。

私は今後ともその方針を堅持していくべきだと思っていますが、それからすると、今回のミャンマー軍事政権の僧侶や人民に対する弾圧は決して擁護すべきでない、いや、むしろ厳しく糾弾してしかるべき事柄なのだと思います。

「ミャンマーは資源を持っているから」、「中国と極めていい関係にあるから」などと言って、柔軟姿勢をとるべしとの意見も一部にありますが、私はそうは思いません。政治指導者を何十年も軟禁しているような国の資源に頼らなければ日本は発展することができないのでしょうか。アジア外交が大事だ、中国との関係が大事だからと言って、あからさまな人権侵害にモノが言えないような国が国際社会の尊敬や信頼を得ることができるでしょうか。

外交がそう単純なものでないことは重々承知しています。しかし、基本的な国の姿勢が曖昧になるような対応はとるべきでない、というのが私の考えです。

「自由と繁栄の弧」ならず、「自由と繁栄の円」を世界に創り上げていこうとする日本の外交理念は今後ともしっかり貫いていくべきだと思っているところです。

ではまた。

どうぞお元気でお過ごしください。  


Posted by たけし at 12:53Comments(1)

2007年09月26日

「福田丸」が荒波へ向かって船出しました。

昨晩、閣僚の最小幅の入れ替えを行なって福田新政権がスタートしました。あれれ、僕のワードでは「フクダシンセイケン」を変換すると「福田晋政権」と出ちゃったなぁ。。。安倍改造内閣と変わり映えのしない布陣をワードが読み取ったということでしょうか(笑)。ともあれ、福田丸の船出を素直にお祝い申し上げたいと思います。

昨日は久々に本会議場で安倍前総理のお姿を拝見しましたが、さすがに「力ない」感じがしましたね。お声をおかけしようとも思いましたが、ご心中をお察しして遠慮いたしました。一日も早く体調を回復されて政治家としての「再チャレンジ」をスタートしていただきたいと願っています。

今回の総裁選でわけのわからん一年生議員などが根拠もなく「麻生・与謝野クーデター説」などを吹聴し、マスコミも軽率にそれに便乗して我々としては大変迷惑したのでしたが、安倍さんの最後の会見でそのことをはっきりと否定していただいたのは有難かったと思っています。

ところで、昨日の組閣で麻生さんが入閣しなかったことが物議をかもしていますね。これについても一部で悪意に基づく宣伝が行なわれているきらいがありますので、ここで明確に否定しておきたいと思います。

麻生さんによると福田さんからの要請は「問診」程度のものだったと聞いています。要は「打診」とは言えない程度のアプローチだったということですね。いやしくも党内の三分の一の支持を得た麻生さんに協力を要請するのであれば、まっさきに明瞭にポストを示し、膝を屈してお願いすべきものでしょう。それが勝者の敗者に対する「礼」ではないかと私は思います。

しかも、「幹事長留任」や「副総理兼外相」などというオファーなら真剣味も伝わろうというものですが、骨格人事を早々と派閥の領袖で固めておいて「どこかに入っておいてくれ」などという申し入れは礼を失していると思います。しかも、国会内ですれ違ったときに要請をするなどというのも失礼千万でしょう。麻生さんの心が動かなかったのは当然だと私は思いますね。

悪く解釈すれば、一応、お願いをした上で断らせ、もってその「非協力」を批判しようという姑息な手法だと言えなくもありません。まぁ、福田さんはそんな人ではないと思っていますが、そういう知恵をつける人が背後にいるのかもしれない。しかし、福田さんが本当に「和」を大切にしたいのであれば、「君子」に対しては「君子としての礼」を尽くすべきでしょう。

今の麻生さんの心境は一言で言えば「明鏡止水」だと思います。あの屈託のない笑顔を見ていただければわかっていただけるでしょう。麻生さんらしく「久方ぶりに堅気の生活に戻って、まずはたまった漫画を読みたい」なんて言って笑わせてますけどね。「志を得れば天下において道を行ない、志を得ざれば民とともに道を行なう」。まさしくそのような心境だろうと拝察しています。

今回の人事でも最後まで自分のことではなくて、同志の皆さんのことを心配しておられました。選対本部長を務めていただいた鳩山法相は津島派、応援に駆けつけてくれた甘利経産大臣は山崎派でしたからね。ご両人の留任が決まってほっとしておられると思います。入閣待望組の同志の方々のことも大変気にかけておられました。

麻生さんは「男」ですからね。福田政権に対してはたとえ「役職」などなくとも、フリーの立場で協力すべきはしっかりと協力していかれると思います。若い議員の皆さんの応援に全国を行脚することも立派な党に対する貢献です。おそらくは選挙になって最も「応援要請」が多いのは麻生さん、ということになるでしょう。

言うまでもないことですが、私も自民党議員である以上、これから「福田丸」の乗務員の一員として誠実に与えられた仕事に汗をかいていきたいと思っています。しかし、「背水の陣」とは言うものの、あたかも「派閥翼賛体制」のような現在の布陣には正直、共感を覚えません。民主党の鳩山幹事長が言われた「昔の名前で出ています政権」という言葉に、思わず共感してしまいそうです(笑)。

何度も申し上げるようですが、政治は自民党のためにあるのではありません。党内が治まろうがどうしようがそんなことは国民にはまったく関係が無い。自民党が駄目だ、となれば民主党が選ばれるだけの話です。そういう意味で、党内にあって「これはおかしい」と思うことがあれば、しっかりとものを言っていく、場合によっては行動を起こしていく、という気構えでいなければならないと思っているところです。

ではまた。どうぞお元気でお過ごしください。  


Posted by たけし at 11:16Comments(4)

2007年09月24日

麻生候補へのご支援、ありがとうございました。

自民党総裁選が終了しました。麻生陣営の終盤の盛り上がりからすると、最終的に200票は越えると思っていましたが、結果はわずかに届かず。197票でした。大方の予想からすると大善戦ではあります。しかし、負けは負けですからね。正直、とても悔しいです。

当初の「派閥談合」と卑劣な「ネガティブキャンペーン」がなければ互角の戦いだったと思います。自民党員の外側に大きく広がる国民の皆さんに届くメッセージを発信できたのは明らかに麻生さんだったと思います。

実際に党員投票の総得票では麻生さんが福田さんを上回りました。私の地元の大分県ではほぼダブルスコアで圧勝。三票の地方票をいただいたところです。麻生候補に熱い声援を送っていただいた皆さんに心から厚くお礼申し上げます。誠にありがとうございました。

麻生太郎は実に「男」だったと思います。派閥談合に屈することなく、心無い中傷にも愚痴も文句も言わず、誠実に政策論争に徹し、笑顔を絶やさず、この選挙戦を戦い抜きました。あらためて惚れ惚れしましたね。今後、どういうお立場になられるのか、この時点ではわかりませんが、どうか、戦いの疲れを癒し、来るべき飛躍の時に備えて十分に英気を養ってもらいたいと願っています。

それにしても、今回、特に印象に残ったのは、秋葉原や新宿や、投票日には自民党本部にまで自主的に駆けつけてくれた皆さんの熱烈な応援でした。老いも若きも、男性も女性も、オタクもそうでない人も、本当に国民各界各層に麻生さん支持の輪が広がっていることを実感できたことは大きな収穫でした。

本当に大事なのはこういう支持層なんだと思います。自民党員の外側に大きく広がっている国民の皆様の共感を得ることができなければ政権は決して求心力を得ることはできません。それは小泉さんの時のことを思い浮かべれば明らかだと思います。

戦いが終わった以上は、福田新総裁のもとに団結して今後の政局に臨むことは当然です。しかし、一抹の不安は、福田さんが党内を治めるだけではなく、党の外側の層を納得させ、説得することができるかどうか、という点にあります。

「安定感がある」、「調整型である」というのが福田さんの最大のセールスポイントなのでしょう。しかし、一国のリーダーである以上は時に敢然と決断し、鬼のごとく断行するという厳しさを持たなければなりません。そして、何よりも国民の皆さんの支持と共感を得ることができなければなりません。「キャラが立ってないのがキャラ」と言われる福田新総理の今後に期待したいと思います。

先ほど、党の新四役の人事が発表されました。予想どおり、谷垣氏、二階氏、古賀氏が登用され、そこに伊吹文部科学大臣が新幹事長として加わりました。外相や防衛相のポストが動かないとなると、これで党内の派閥の領袖が津島さんや山崎さん以外、全員登用されたことになります。一言で言うと「論功行賞」でしょう。

だから悪いと言ってるのではありませんよ。派閥の領袖はむろん、政治家としてそれなりの力を持った方々ですからね。そういう意味では重厚な布陣という風にも言えるのでしょう。しかし、こういう「派閥翼賛体制」が果たして国民の共感を得ることにつながるのかどうか、一抹の不安が残るところです。

「敗軍の一兵」である私はとうに「冷や飯」を覚悟しております(笑)。おそらく国会対策副委員長を続けることになるでしょう。いよいよ来週から国会論戦が再開されます。思わぬ「休戦」が入ったので、民主党はじめ、野党の皆さんも手ぐすね引いておられるでしょう。私も気持ちを切り替えて来るべき論戦に備えたいと思っています。

ともあれ、この間、温かいお励ましや声援を送っていただいた皆さん、本当にありがとうございました。多くの勇気ある仲間とともに、遠からず、皆さんのご期待に応えることができるように一層、精進を重ねていきたいと決意を新たにしているところです。

ではまた。ようやく涼しくなってきましたね。季節の変わり目です。ご自愛ください。  


Posted by たけし at 13:37Comments(6)

2007年09月18日

麻生候補、きわめて意気軒昂です。

自民党総裁選もようやく政策論争の段階に入ってきました。もちろん、同じ政党ですから、それほど大きく政策が異なっているわけではありませんが、徐々に違いも見えてきたような気がしています。
実は一番大きな違いは経済政策なのではないかと思いますね。小泉、安倍両政権とも「財政再建」ということを金科玉条にして緊縮財政をとってきたことはご承知のとおりです。たしかに日本の財政はいまなお「火の車」。誰が総理になったとて財政再建路線を堅持しなければならないことは言うまでもないことです。

しかし、問題はその手法だと思います。分数の絶対値を小さくするためには、分子を小さくすることも大事ですが、分母を大きくすることも同じく大事だと思うのです。それが麻生さんの経済成長重視路線なのですね。毎年、2%程度の成長を30年続けることができれば、日本のGDPは現在の500兆から900兆になる。そうなれば「風景」はガラッと変わりますね。

あれも辛抱、これも辛抱。辛抱、辛抱でやってきた結果、地方はどんどんと疲弊していった。その点はここらで一度、立ち止まって考えたほうがいいと思います。経済効率だけで言ったら、地方に住むことも、そこで事業を営むことも「非効率」ということになる。しかし、日本はまぎれもなくそれら地方の連合体なのです。日本全体の富を効率の悪い地方に適切に分配するという政策はあっていい。麻生さんはそのことを主張しています。

これをして「改革の後退」という批判は必ずあるでしょう。しかし、臨機応変の財政政策、メリハリの効いた公共事業、産業の活性化と弱者への手当てを両立させる増減税含めた税制政策を駆使することによって、結果として「分母」が拡大し、絶対値を減少させることができれば「財政再建」と決して矛盾するわけではないと思います。麻生総理が誕生すればぜひそういう方向へ舵を切ってもらいたいと期待しているところです。

外交では、言われているほど違いはないように思います。麻生さんが中韓に強硬で、福田さんが柔軟だとか、同じようなことが対北朝鮮政策でも言われていますが、目指すところはだいたい一緒でしょう。これは「言い方が違う」程度のことなのではないかと思っています。

小泉、安倍と続いた「絶叫政治」に国民の皆さんがいささかくたびれているということは察知しています。福田さんの人気が思いのほか高いのもそういうところに原因しているのでしょう。それはそれとして理解できますが、ただ「ホッとしたい」というだけでは問題の解決には至りませんからね。

麻生さんはご自身が言っておられるように「キャラが立ち過ぎて」いる人ですね。あ、それで思い出した面白い話があるのですが、両候補がテレビ局の控え室で一緒になった時に、福田さんが「あのぉ、麻生さん、さっき言っておられた、キャラが立つってどういう意味?」て聞かれたそうです(笑)。


まぁ、それがゆえに敬遠される向きもあるようですが、それがまた麻生さんのいいところでもありますからね。なかなか難しいところです。福田さんには「調整」と「安定」が期待されている。麻生さんには「突破力」と「発信力」が期待されている。本当は足して二で割りたいところですが、そうもいかない(笑)。

たしかに福田さんのほうが自民党内は落ち着くのでしょう。野党にも「肩透かし」的にノラリクラリとやれるかもしれない。しかし、日本が現在、置かれている状況、目の前に山積している難題の数々を思えば、ここは自民党内が多少ゴタゴタしようとも、やはり「強く明るい」麻生さんなのではないか。私はそう思っています。当然のことながら、政治は自民党のためにあるのではありませんからね。

ともあれ、残る5日間、最後まで全力で頑張り抜きたいと思っています。

ではまた。お元気で。   


Posted by たけし at 17:09Comments(3)

2007年09月15日

「派閥足し算選挙」と頑固戦います!

こんにちは、岩屋たけしです。自民党総裁選が告示されました。もっとたくさんの候補者が出てくれるものと期待していましたが、結果はさにあらず。麻生さんと福田さんの一騎打ちとなりました。

問題なのはその選挙のあり様です。国会開会中に自民党の都合だけで国会を止めてしまっているわけですから、そんなに長く政治空白を作るわけにはいかない。とはいえ、国会議員だけで決めるようなやり方もよくない。議論の結果、当初は19日に予定していた投票日を23日までずらして、その間、各都道府県においてできる限り党員の意思を反映させようということになりました。

そこまではいいのですが、問題は、選挙が告示される前の段階から各派閥があれよあれよという間に福田さんの推薦を決めてしまい、国会議員票だけで言えば、まったく「多勢に無勢」の状況を作り上げてしまったことです。芝居の幕が上がる前に芝居を終わらせようとするかのような行為ですね。これで「木戸銭」を払え、などというのはまったくお客さんを馬鹿にした話だ。このような「派閥の足し算」だけで次期総裁を選ぶようなことになれば、自民党の再生は極めて難しいと私は思います。

加えて、麻生さんだけに「安倍続投」の責任や「安倍退陣」の責任を押し付けようとする卑怯な手段が講じられていることです。参院選の大敗後、谷垣派を除くすべての派閥の領袖がいち早く「安倍続投」を支持したのではなかったでしょうか。麻生さんが安倍総理を激励したことは事実でしょう。「小泉改革の影の部分への反発を食らったのです。貴方だけに責任があるわけではない。ここが踏ん張りどころです」と言ったのだと聞いています。

それが事実だしても、一国の総理の進退を決めるのはまさしくご本人のみ。人のせいにする話ではないでしょう。ましてや、過去二回の総裁選を戦い、前回は当の安倍さんとも戦い、その上、次のチャンスがあれば必ず出馬すると普段から言い続けている麻生さんが、どうして「辞めろ」などと言えるのでしょうか。それこそ自分のために「策を弄した」と言われかねません。麻生さんは決してそのようなことをする人ではありません。

「安倍総理の退陣の意向を事前に聞いていたのに何もしなかった」などと批判をする向きもあります。麻生さんが総理からその話を切り出されたのは所信表明演説が終わった直後だったそうです。当然のことながら「いま、そんなことをする時期ではないでしょう。テロ特の議論もこれからです。所信表明をやって代表質問前に辞めるなんて尋常ではない。ここは踏ん張ってください」と、このことを誰にも言わずに強く慰留をし続けたものの、とうとう最後まで総理の決意は変わらなかったという経緯だと聞いています。

これまた、麻生さん一人の責任でしょうか。そもそも前回の総裁選で安倍さんの人気を当てにして一早く勝ち馬に乗ろうと押しかけていったのは誰誰だったのでしょうか。麻生さんは敢然と安倍さんと戦い、敗れ、そして請われて潔く今日まで支えてきたのです。自分達の責任はケロリと忘れ、今回もまた「ポジション取り」のために前回以上の勢いで勝ち馬めがけて突進している各派閥の姿は誠に見苦しいと言わなければなりません。

麻生グループを除くすべての派閥が候補者の所信も政策も聞かないで福田さんの推薦を決めてしまったのですから、普通なら、選挙は終わったも同然なのでしょう。しかし、麻生さんは決して引き下がることはありません。そんなことをしたら、自民党はまさしく崩壊してしまいます。ここは「麻生さんの戦いこそが自民党を救う」という状況になりました。政策論争は今日、始まったばかり。明日には初めての立会い演説会も開催されます。選挙はこれからが本番です。麻生さんと一緒に、最後まで断固戦い抜き、派閥談合選挙を打ちやぶり、党員、国民の支持を得て、自民党を再生させていきたいと決意しています。

皆さんのご支援、ご声援をどうぞよろしくお願いいたします。

  


Posted by たけし at 18:50Comments(8)

2007年09月13日

自民党総裁選に突入します!

いやぁ、安倍総理の辞意表明にはびっくりしました。「まさか!」と思いましたね。しばらくは何が起こったのか、意味がまったくわかりませんでした。

実は前日に「年金」で名を売っている民主党の長妻議員が代表質問でなんと79問もの質問通告をしてきた(ちなみに、本会議の質疑のあり方としてはこれは誠に非常識です)という話を聞いていたものですから、おそらくは答弁の打ち合わせに時間がかかって本会議が遅れているのだろうとばかり思っていました。そこへ突然のニュースが舞い込んできたわけです。

総理も相当に思いつめていたのしょうが、常識的には辞任を表明するタイミングではなかったと思います。改造内閣もスタートしたばかりなら国会も召集されたばかり。総理の所信表明を受けた各党の代表質問によって、いよいよこれから本格的な論戦が始まるというところでしたからね。結果的に政治空白を作った責任は免れないわけで、せっかくここまで頑張ってきた安倍総理の引き際としても決してふさわしいものではありませんでした。残念です。

しかし、言うまでもなく政治に停滞は許されません。ここは一刻も早く新総裁、新総理を作って、できるかぎり早く国会論戦を再開する必要があります。本日中にも自民党の総裁選の日程が決まると思われますので、それに従って開かれた堂々たる総裁選を実施していかなければなりません。

麻生幹事長はもちろん、有力なる次期総裁候補のお一人ですが、この段階でまだ意志表明をしておられません。「幹事長は段取りの責任者。それが確定するまでは一切動かない。」というお考えだと聞いています。いつも公私の区別を厳格にされる麻生先生らしいなぁ、と思います。

もし出馬されるとなれば、麻生先生にとっては三回目の挑戦になります。小泉前総理が三度目の挑戦で総理の座を射止められたように、ここはぜひとも「三度目の正直」にして欲しいと願っています。

下馬評では有力ですが、実際にはそんな簡単なものではないでしょう。本来ならば全党員による投票で選ばなければならないところですし、地方を中心に人気の高い麻生幹事長にとってはそのほうが有利なのだと思いますが、「政治空白」を長引かせるわけにもいかず、最終的には全国会議員と都道府県代表による限定された選出方法に決着するだろうと思います。

自民党は言ってみればがけっぷちに追い込まれており、ここで「派閥次元」で争っている場合ではありません。そもそも私も所属する麻生派は16人の党内最小グループ。派閥の数合わせでは到底かないません。しかし、それよりももっと大事なのは党員の支持、そして国民の支持ですからね。持ち前のキャラクターと「とてつもない日本」に示された夢のある政策でぜひともこの機会に大きな責任を担っていただきたいと願っているところです。

ではまた。お元気で。


  


Posted by たけし at 13:39Comments(1)

2007年09月10日

臨時国会が開幕しました。

こんにちは、お元気ですか。なかなか爽やかな風に変わりませんね。もうしばらくの辛抱でしょう。夏の疲れも出る頃です。くれぐれもご自愛くださいね。

さて、いよいよ本日から参議院戦後、初の国会がスタートします。この「ねじれ国会」が当分の間、続いていくことを考えますと、いったい、どういう国会運営が望ましいのか、こういう変則的な国会を通じていったい何を成果として生み出すことができるのか、与野党ともに国民から厳しい視線を浴びている中での開幕です。

この国会に臨む基本的な考え方は「政策では堂々と対決。国会運営はできるかぎり円満に。そして、歩み寄れるところは歩み寄る」ということでしょう。我がほうも先の国会で見られたようないささか強引な運営は避けなければなりませんし、対する野党も「反対のための反対」はやめてもらわなければなりません。「ねじれ」のエネルギーを国家国民のために正しく使うことができるかどうか、そのことが問われる国会になるのだと思います。

今国会の最大の焦点はいうまでもなく、「テロ特措法」の延長問題となります。先に安倍総理は外遊先で「職責を賭してやり遂げたい」と決意表明しました。党内には「あれは言い過ぎたのではないか」と今後を不安視する声もありますが、私は誠に「決然たる心構え」で大変結構だったと思っています。

日本が世界に向かって発した「国際公約」を果たせるか果たせないかというのは、自民党や与党にとってどうだこうだというよりは、まさしく国家の信用にかかわる大問題だからです。政治生命を賭けるくらいの気構えでなければ到底、成し遂げることはできないでしょう。総理のその覚悟にもとづいてこれから国会での論戦をしっかり行なっていきたいと思っています。

あくまでも正攻法で押していく。そして、聞くべきところは聞き、国益という大きな観点からものごとを決していく。 そのことを基本方針に私も全力を尽くしてまいる決意です。ご指導、ご声援をどうぞよろしくお願いいたします。

ではまた。どうぞお元気で!  


Posted by たけし at 11:04Comments(2)

2007年09月04日

重要委員会の担当になりました。

こんにちは、ようやく朝晩の風が少し変わってきましたね。猛暑の疲れが出る頃です。くれぐれもご自愛くださいね。

さて、永田町では10日から始まる臨時国会へ向けて静かにその準備が進んでいるところです。今日は自民党の正副国対委員長会議が開かれまして、各委員会の理事や委員の割り振りを終え、来るべき国会に備えて憲法や国会法などのルールの再点検を行なったところです。

衆議院と参議院の議決が異なるケースが多々想定されるため、そういう場合に備えて一通りのシュミレーションを行なったわけですが、願わくば一回一回、対決するという形ではない、円満な国会運営を心がけたいものだと思っています。

まぁしかし、これも野党の出方次第ですね。たしかに直近の参議院選挙では野党に軍配が上がったわけですが、予算や首班指名や条約に優先権がある衆議院では前回の選挙でいただいた圧倒的多数が与党の側にあります。

野党、あるいは参議院の主張にもしっかり耳を傾けなくてはなりませんが、外交案件や予算などについては政権を構成する与党が責任ある決断を下していかなくてはなりません。合意のためにある程度の妥協は必要ですが、それも際限なく、というわけにはいきません。その点、しっかりメリハリをつけていくことが大事だと思っています。

国会対策副委員長はそれぞれいくつかの委員会の担当となって汗をかかなくてはならないのですが、私の担当はなんと予算、外務、安保、テロ特、となりました。今国会の困難さを考えれば、まぁ、最悪の割り振りと言っていいでしょう(笑)。

しかし、ここは「我に艱難辛苦を与えたまえ」と言った山中鹿之助の心境になって頑張るしかないと覚悟しています。皆さんのご指導、ご声援をどうぞよろしくお願いいたします。  


Posted by たけし at 14:42Comments(1)