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2008年10月22日

しばらくお休みさせていただきます。

 しばらくの間、「たけしの国会日記」はお休みさせていただきます。今後は「スタッフブログ」として情報発信していきたいと思っていますので何卒よろしくお願い致します。今まで応援していただきました皆様に心より感謝を申し上げます。  


Posted by たけし at 17:38Comments(0)

2008年05月20日

アルゲリッチ音楽祭を堪能しました。

こんにちは、岩屋です。

いやぁ、ブログのほうに書き込むのはしばらくぶりになってしまいました。一方で「メルマガ」をやっているので、どうもそっちを書くと安心してしまうんですね。時間が取れないこともありますが、ちょっと両立が難しくなっいます。

そこで、方針を明確にしようと思ってます。メルマガのほうは基本的に国政報告を中心にし、ブログのほうはむしろ日常のことを中心にしたいと思います。「日常」といっても、良かれ悪しかれ、「政治漬け」の毎日なので、それほどバリエーションに富んだ日々であるはずもありませんが、時折のトピックなどを取り上げていきたいと思っています。

正直、あまり他愛のないことをダラダラと書くのは好みではありません。政治家の中には「今日は昼飯に何を食った」というのまで仔細に書いている人がいるようですが、それはそれで「ご立派だ」と思うにしても、小生の趣味ではありません。第一、あまりに貧しい食生活を披露したくもありませんからね(笑)。

そういうわけで、今後もブログのほうは配信が「ときどき」ということになりそうですが、どうぞご容赦いただきたいと思います。

先週は、毎年、別府市を中心に行なわれている世界的なピアニスト、マルタ・アルゲリッチさんが総監督を勤める「アルゲリッチ音楽祭」を運よく、堪能することができました。この音楽祭ももう10年になるんですね。当初は恥ずかしながらアルゲリッチさんの名前も知らなかった自分でしたが、毎年、ほんの少しでもコンサートに出かけるようにしてきたところ、少しはクラッシック音楽を楽しめるようになりました。

アルゲリッチさんのピアノタッチもさることながら、毎年、同行してこられるミッシャ・マイスキーさんのチェロがまた素晴らしいですね。今年は大分の会場も別府の会場も両方をフルに堪能することができました。こういう質の高い音楽祭が郷里で毎年開催されるというのは本当にありがたいことです。実行委員会の皆さんにも心から敬意を表したいと思います。





また、コンサートのあとには、ちょうど大分市に講演で来られていた東国原宮崎県知事と会食する機会を得ました。実は宮崎県在住の私の従兄弟が知事の後援会の幹部で、間を取り持ってくれたんですね。今をときめく東国原さんの魅力の源泉がどこにあるのかというのが興味深いところでした。

お話してみると本当によく勉強されていると感じました。宮崎の改革もさることながら、宮崎の改革を通じて日本を変えたい、という志が伝わってきて、大いに刺激を受けたところです。さらなるご活躍に期待したいと思います。

ではまた。どうぞお元気で。  


Posted by たけし at 10:36Comments(0)

2008年05月06日

いい天気ですね。

岩屋です。この連休は地元に帰っています。

いい天気が続きますね。毎年、連休中はもっぱら結婚式に出ることが多いのですが、昨日は珍しく丸一日、お休みとなりました。そこで、家内と一緒に「気持ちのいい所に行こう」ということになって、選挙区内の日出町にある「大神(おおが)ファーム」という、ハーブ園に行ってきました。

ここは、海に面していて庭園から別府湾が一望にできる場所ですが、昨日は塩の香りとハーブの香りが入り混じったような爽やかな風が吹き渡っていて、しばし、天国を散策しているような気分になれました。

僕は日頃、たくさんの人にお目にかかっているからでしょうか、、、たまにお休みになるとできるだけ静かな自然の中に身を置くのが好きなんです。海でもよければ山でもいい、とにかく陽だまりの中でぼけっとしたり、コーヒーを片手に本を読んだりするのが一番骨休めになりますね。

少し風が冷たくなってきたので、早めにそこを出たのですが、家内が「もう一箇所!」というので、今度は同じ選挙区の宇佐市院内町余谷(あまりだに)というところにある逸見(へんみ)邸のお庭を拝見に行きました。

ここは個人の御宅のお庭なんですけどね。ご夫妻が38年かかって丹念に作り上げた、それはそれは見事な日本庭園です。まぁ、施設の庭としては東京の椿山荘などが有名ですが、私はそれを上回っていると思います。別に「拝観料」をとっているわけではないのですが、今ではすっかり観光名所になっていて、マイクロバスなどで遠く県外からもたくさんの人が訪れるんです。

写真を撮ってくればよかったんですけどね。お見せできないのが残念ですが、とにかく一見の価値ある手作りの名園です。

夜は夜でビデオ屋に行って前から見たかった「ダイハード4」を借りてきて楽しみました。いやはや、この映画はどのシリーズもまったく息をつかせない。ブルース・ウィルスもますます渋いですね。

そんなこんなで久しぶりに英気を養ってきたところです。明日からはまた国会再開。厳しい局面が続きますが、ここが踏ん張りどころと心得て頑張ります。

ではまた。お元気で。  


Posted by たけし at 15:51Comments(1)

2008年04月28日

補選敗退を乗り越えて。

こんにちは、岩屋です。

山口二区補選、やっぱり負けてしまいましたね。厳しいことはわかっていましたが、残念です。告示と同時に後期高齢者の医療制度がスタートしたことによって、高齢者の反発を受けたことが最大の敗因でしょう。山本候補にはお気の毒でしたが、これもまた「国民の声」と謙虚に受け止めることが大事だと思っています。

直後の官房長官の発言はいただけませんでした。「山口二区の人だけに国民全体の判断を委ねているわけではない」という発言ですね。これはもともと麻生先生が選挙応援に入ったときに敢えてパンチを効かせるために使ったセリフで、その時は麻生先生の独特のキャラも手伝って聴衆からも大いに喝采を浴びたのでしたが、それと同じことを敗戦直後に政府を代表する立場の人が使うのはいかがなものかと思います。いたずらに国民感情を逆撫でするだけですね。

なんにせよ、TPOというのが大事です。山口二区が300の選挙区のひとつに過ぎないことはそのとおりですが、山口二区の皆さんは皆さんでこの選挙を通じて政府にもの申したかったわけでしょう。その声はひとまず謙虚に受け止めることが必要だと思います。そうでないと、いたずらに国民感情を逆なでするだけに終わります。

どうしても気になりましたので、今朝ほど、その旨を官房副長官にお伝えし、今後、ご注意いただくようにお願いしたところです。



さて、厳しい結果になりましたが、とはいえ、このまま手をこまねいているわけにいかないのが与党の辛いところです。今回の負けは負けとして受けとめた上で、来る30日には予定どうり、「税法」を再議決してまずは2兆6000億円の歳入の穴を埋め、さらに5月の中旬には「特例法」を再議決して、少なくとも地方自治体が今年度に予定している道路財源は確保する予定です。辛い決断ですが、政権政党の責任としてやむをえない判断だと思います。

まだ確定したわけではありませんが、おそらく、再議決に当たっては「来年度から道路特定財源制度を廃止し、一般財源化する」という福田提案をしっかりと担保するための総務会決定なり、閣議決定が行なわれることになると思います。一致団結して再議決を行なった上で、このお約束を果たすべく早急に具体的な案を作っていくことが必要です。

高齢者医療制度については、まずは制度の定着を図った上で、問題点を洗い出し、見直すべきは見直していくべきだと思います。それが今回の補選にあらわれた国民の声に応える道でしょう。私は、「そもそも家族をバラバラにする力ばかりを働かせてきたこの間の税制改革や一連の社会保障制度改革全般を貫いている思想そのものに問題がある」と思っているのですが。。。議論に積極的に参画していきたいと思っています。

ではまた。どうぞお元気で。

  


Posted by たけし at 10:56Comments(0)

2008年04月24日

再議決が間近に迫ってきました。

こんにちは、岩屋です。

税制関連法案の再議決が迫ってきました。ここでやり損なうと政権が頓挫してしまいかねないということもあって、党内はいささか緊張しています。

誰しも好き好んで下がった税金を再値上げしたくはありませんが、国や地方の予算の歳入欠陥を回避するためにはやむをえない措置だと思っています。

党内の一部には「原案のままの採決」に慎重論を唱えるグループがいます。それもよくわかります、理屈の上では。しかし、民主党が「今年度からの暫定税率撤廃」という線を変えない限り、たとえ修正案を作っても宙ぶらりんになります。与党単独で採決しても再議決までにまた60日かかってしまう。これまでの民主党の対応を見る限り、残念ながら歩みよりは期待できそうにもありませんので、やむなく、ひとまずは原案どうりに採決することにしたわけです。

ただし、福田総理は既に来年度からの「一般財源化」を明言しており、与党としてもその方針を了承しています。必要とあらば、さらにこの方針を明確にするためのなんらかの措置を行なった上での採決になるでしょう。そこまで決める以上は、もはや引き返すことはいたしませんので、どうか今度の採決についてはご理解をいただきたいと思います。

一方の「後期高齢者医療制度」はようやく少し、制度の全容が知れ渡ってきたように思います。たしかに、不十分な点が多々ありますが、とはいえ、「朝令暮改」というわけにもいきません。当面はこの制度のまま運用して問題点は早期に改良し、そして、遠からず、社会保障制度全般の見直しの時期に合わせてさらに改善していくべきだと思います。

年をとれば、病院にもかかるし、介護も必要になる。新制度ではその両方の出費を合算して限度額を設けるなど、評価すべき点も多く含まれています。名称が適切でなかったり、周知が不十分であったりと、大変、ご不信をおかけいたしましたが、せっかく生み出したこの制度をよりよいものに育てていくことが大事だと思っています。

将来的にはやはり「社会保障カード」を創り、医療も介護も年金もそれ一枚で済むようにすべきだと思いますね。そして、制度自体もより簡潔でわかりやすいものにする。財源についてもまとめて消費税で賄うようにする。そういう改革が必要だと思っています。

再議決後の国会がどのようなことになるのか、この段階では予断を許しません。参議院での問責決議案は法的な裏づけがありませんからね。与党としては粛々とやるべきことをやっていくのみです。この夏のサミットが終われば、時の政治状況によって様々な判断がありえるでしょう。「常在戦場」を自分に言い聞かせながら、まずは目の前の仕事に全力を尽くしていきたいと思っています。

ではまた。お元気で。  


Posted by たけし at 10:35Comments(0)

2008年04月22日

「堂々たる政治」

こんにちは、岩屋です。

いやぁ、雑事に追われてすっかりご無沙汰ですいません。国会に地元にと忙しい毎日を送っています。

先日、移動中の機中で与謝野馨先生の新著を読ませていただきました。その名も「堂々たる政治」。中身も実に「堂々たる」ものでした。麻生太郎先生の「とてつもない日本」も元気が沸いてくるような本でしたが、与謝野先生の本はそれとはまた違った意味で、勇気が湧いてくるような本でした。「政治家の矜持」とでも言うんでしょうか。こういう混乱の中でこそジタバタせず、じっと国家の将来を見据えなければいけない。そういう思いを強くさせていただいたところです。



与謝野先生といえば、私は若い頃の思い出があるんです。当時、秘書として仕えていた鳩山邦夫先生と大の親友だったのですね。それと中村喜四郎先生です。お三方はとても仲がよくて、政治行動もともにされておられましたが、遊ぶほうもなかなかお盛んで、よく「三人マージャン」をやっておられましたね。

与謝野先生と中村先生はすぐに運転手さんを返しちゃうので、最後に残った私が深夜にお三方を宿舎やご自宅までお送りするということがよくありました。それぞれの先生が車中でいろんなお話をしてくださり、そのひとつひとつが政治家志望であった私にはとても勉強になりました。中村先生は途中で残念な事件があり、今は党を離れられていますが、何事もなければ今頃、総理総裁候補のお一人だったでしょう。与謝野先生は大病から復帰されたあと、官房長官としてご活躍されたばかり。鳩山先生は現法務大臣として活躍中。そういう方々と若い頃に接する機会を持てたことは本当に幸いだったと今更ながらに思います。

で、もう一度、与謝野先生の本の話に戻れば、やはり、政治というものは常に堂々としていなければならない。「政治」を「政治家」と読み替えてもいいでしょう。しかし、堂々としているためには、確固たる信念や理想がなければならない。そうでなければ一時の毀誉褒貶に一喜一憂することになる。世論は大事だけれど、世論に従うだけのことならば政治家なんていらないのですね。ここが難しいところです。毎回、国民投票で政策を決めるわけにはいかない。ある時は世論に逆らってでも、真の国益のために勇気ある決断をしなければならない。それも政治生命を賭けてやる。それが本来の政治家という人種の存在意義なんでしょう。



与謝野先生は言っています。肝心なときに肝心なことを言うことがもっとも大切なことで、そうでないときは酒を飲んでひっくりかえっていてもいいのだと。。。政治家とはそういうものだ、と言うのですね。そうして、かつての日本は「肝心なときに肝心なことを言う」政治家がいなかったがために国家の進路を大きく誤ったのだ、と結ばれています。

実にそのとおりだと思いますね。昨今の霞ヶ関の施策がすべからく現場のリアリティーに欠けたものになってきているのは、つまるところは政治の側にその責任があると反省をこめて思います。自民党の政策決定の仕組み、法案審査の仕組みもこれまでは「分業制」の形を取ってきていますが、もう少し広い視野に立ってじっくりと政策立案する仕組みが必要ですね。スケジュールだけに追われて粗製乱造になってはいけない。一連のいろんな問題を通じて、その思いを強くしているところです。

ではまた。お元気でお過ごしください。  


Posted by たけし at 15:34Comments(0)

2008年04月05日

再議決はやむをえないと思っています。

こんにちは、岩屋です。

今日は地元の短期大学の入学式へ行ってきました。大分県の桜は東京に比べて遅れていたのですが、この日はちょうど満開で入学式には最高の舞台装置でしたね。気分も晴れやかに初々しい新入生の門出を祝ってきたところです。

さて、暫定税率が切れてガソリンスタンドではいっせいに値下げが始まっています。ニュースに出てくるお客さんの顔はどれもにこやかで、ガソリン高騰が続いていただけに、久々の値下がりをいちように歓迎していましたね。

それはそれでいいのですが、スタンド側はどう受け止めているかを知りたいと思って、大分県の石油商業組合の理事長を訪ねてみました。冒頭、理事長からは「そもそもこういう問題を政争の具にすることは許されない!」と厳しくお叱りをいただいたところです。



大分県の組合では当初、「三日間は値下げをせず、様子を見よう」ということだったらしいのですね。しかし、蓋を開けてみると初日から値下げをする店が相次ぎ、またたく間に申し合わせはなし崩しになったそうです。ちなみに理事長さんのお店は三日目から律儀に税率失効分の25円10銭をきっちり値下げしていましたね。感心したのですが、実は税の失効直前に元売り価格が5円上がっているとのことで、それも合わせると相当の出血になるのだと言っておられました。

理事長曰く、「下げるときに混乱がないのは当たり前だ。4月1日以降、しばらくの間はガソリンが易いとわかっていればなにも慌てて入れに行く必要はないからね。値下げが十分に行き渡ったのを見届けてからでもいい。問題は再び上げるときなんだよ。再値上げ直前に客が殺到することになる。日頃はあまり使ってない車も満タンにしとこうということになるからね。その場合は自分の予測では普段の5倍くらいの客足になるんじゃないかと予測している」とのことでした。

「だったらその間、安いガソリンを買いだめしとけばいいんじゃないですか」と言ったら、「通常のスタンドのタンクは大きいところでもせいぜい一週間分くらいしか容量がないし、元売りは預託金を積んでいないと売ってくれないんだ。だから買いだめなんてできるところは九州でも数えるくらいしかないよ」とのこと。なるほど、現場は大変なんだなぁ、と痛感した次第です。

「今は高く仕入れたガソリンを安く売っているから、毎日、確実に損失が出ている。小さなスタンドは本当に資金繰りに困ることになるんだよ。既に特別融資などの手は売ってくれているが、ぜひとも損失分はあとで政府から補填してもらたい」とのことでした。当然のことだと思いますが、全国で約5万店に近いガソリンスタンドの在庫を調べ上げて還付金の計算をするのはなかなか容易なことではないだろうと思います。

今月末には例の「60日ルール」を満たすことになるので、与党としてはそれ以降の適切な時期を選んで、やむなく衆議院で法案を再議決する予定です。せっかく安いガソリンを歓迎している消費者の皆さんの喜びに水を差すようで誠に申し訳ないのですが、とはいえ、ほおっておけば年間で2兆6000億円にもなろうかという歳入欠陥を放置しておくわけにもいきません。既に自治体からは悲鳴が上がっています。たとえ一時的に批判を浴びようとも政権与党としてはこの一年間は歳入欠陥を生じさせないようにする責任があると思っています。

先に党内では「福田総理の提案を支持し、道路特定財源の一般財源化を実現する会」というのが立ち上がっていますが(私もメンバーです)、その中の一部には「原案のまま再議決をしたのでは、総理の提案とは違ったものを議決することになるので、この際は修正案を出すか、新法を提出すべきではないか」という意見があります。

なるほどもっともだとは思いますが、問題はこの間、いっさい民主党の協力が得られていないことなんですね。かれらはあくまでも「ただちに暫定税率を廃止しろ!」という一点張りですから、どのような修正案を用意したところで暫定在率をこの一年維持することには反対するでしょう。参議院ではなんと一ヶ月間も衆議院が送った法案をまったく審議しないという信じ難い作戦を採ったくらいですからね。今後も民主党の協力が得られないとするならば、修正したとしてもそこからまた60日間経たないと再議決ができないということになり、歳入欠陥はさらに拡大します。

したがって辛くとも苦しくともこの際は原案のまま再議決するしかないのだろうと思っています。そのかわり、これから総理の提案をもとに来年以降の抜本改革の案をしっかり作っていくことが大事ですね。「道路族が激しく抵抗して骨抜きになるだろう」とマスコミは煽り立てていますが、私はそれほど心配していません。もはや道路族が抵抗できないほどに国土交通省による道路財源の既得権化ぶりが国民の激しい怒りを買っているからです。

問題は完全な「一般財源化」を行なった場合、大分県のように主要幹線の整備が終わっていない地域において必要な道路整備予算が確保できるかどうかです。これについては現在の「道路整備計画」をさらに厳しく精査して優先順位をしっかりつけていく以外にはありませんね。そう、新しい枠組みの中で予算獲得に努力していく以外にないと思っています。

いずれにしてもできるだけ早くこの問題に決着をつけなければなりません。ガソリン問題が重要でないとは言いませんが、国政の課題はこればかりではありませんからね。引き続いて粘り強く野党の皆さんとの話し合いを求めていきたいと思っています。

ではまた。お元気で。  


Posted by たけし at 18:10Comments(1)

2008年03月28日

少しだけ光が見えてきました。

こんにちは、岩屋です。

国会の状況は昨日の福田総理の新提案を契機に急展開を始めつつあります。当初、予想されていた以上に踏み込んだ内容の提案でしたので、自民党内にも動揺も走りましたが、私はタイミングといい、中身といい、実によく考えられた案だと思いました。

政治というのは、決断のタイミングこそが実に難しいのですね。これを見る限りは福田総理は決してKYではない。決断する時期と内容をじっとはかっていたんだと思います。早すぎてもいけない、遅すぎてもいけない、ということですね。ギリギリになって「ああ、これでもう駄目なのか・・・」というタイミングでないと、みんながその気にならない。

早過ぎれば、党内の道路族がこんな案を呑むことはなかったでしょう。遅過ぎればまさに双方の決断を引き出せずに終わってしまう。そう考えれば、なるほど、昨日が絶好のタイミングだったのでしょうね。

結果的に道路特定財源にかかわる税金は期限切れとなり、4月1日から失効するわけですが、その他の税制は2ヶ月間の「つなぎ法案」で現行の税率が維持されることになります。国民生活への影響は最小限にとどめられるでしょう。暫定税率は一ヵ月後の与党による再議決で一年間は維持されることになりますから、当面、地方自治体の予算編成への影響も最小限になります。



心配はこの間のガソリンスタンド現場の混乱です。僅かの期間であるとはいえ、税率が下がるとなれば当然、それに合わせて買い控えや買いだめといった現象が発生するでしょう。スタンドではただちに値下げが求められることになるでしょうからね。その間、損を覚悟で販売を続けなければいけないスタンドは資金繰りに悲鳴を上げることになります。ここにはなんらかの救済策を講じなければなりません。

福田総理は「野党が応じようが応じまいが、一年後からは道路特定財源を一般財源化する」ということを明言しました。それで果たして必要な道路建設のための予算が確保できるかどうか危ぶむ声もありますが、とはいえ、与党の我々ですら憤懣やるかたない国土交通省のずさんな会計振りや天下りの実態を見れば、これ以上、もはやこの役所に「道路聖域」を許しておくわけにはいきません。この際は思い切ってメスを入れることが必要です。

民主党は一時期であれガソリン税を下げてみせることで溜飲を下げたいところでしょうが、果たしてこの「成果」を国民が評価することになるかどうかは甚だ疑問です。民主党が頑張ったからこそ福田総理の決断を引き出したことも事実でしょう。しかし、その一方で「予算」を人質にしてまでも一時的な税率の高下を実現してみせることにこだわり続けた姿勢は、国民をして民主党という政党の政権担当能力を大いに疑わしめたものと思います。

これで年度末の攻防はとりあえず「一山」は超えるでしょう。しかし、この先、さらに大きな困難が待ち受けていることと思います。我々がいかに困難に合おうとも、それはある意味、与えられた使命の一環であってなんということはありません。しかし、問題は、政治の機能不全が長引いていくことによって「日本」に対する評価が急降下してしまうことです。

いかにしてこの「混迷」を潜り抜けてこの国の政治を「成熟」させていくか。この試練に敢然と立ち向かっていかなければと決意を新たにしているところです。

ではまた。どうぞお元気で。  


Posted by たけし at 19:47Comments(1)

2008年03月25日

日本の政治全体が試されています。

こんにちは、岩屋です。

いよいよ年度末、最後の週を迎えています。とても大事な一週間ですね。与党も野党もない、日本の政治全体が試される一週間になると思います。

一昨日のテレビ討論会でもまだ歩み寄りの兆候が見られませんでしたね。救いは民主党以外の政党が一定の「責任感」を示したことです。それは社民党の重野幹事長の言葉に象徴されていましたね。「国会はそろそろきちんと結論を出しなさい、という声が強まってくるのではないか」と言われたわけですが、まさにそのとおりだと思います。

週末、地元で女性集会を何箇所かで開催したのですが、そこの会場もそういう意見が充満していました。要は、現在の国会の混迷した姿に国民は失望しているのですね。それが証拠に福田政権への支持が低迷しているだけではなく、民主党の支持率も低下しています。「どっちもどっちだ。いい加減にしろ!」というのが大多数の声ではないでしょうか。

民主党はこのまま4月1日を本当にオーバーランさせるつもりでしょうか。。。実際には大変な混乱が生じると思います。彼らは「4月1日からガソリンスタンドで値下げができる法案を準備しているから大丈夫だ」とうそぶいていますが、実際にはそれほど簡単なものではありません。

ガソリンスタンドは全国で6万軒ほどもあるのです。ガソリン税は「蔵出し税(仕入れの段階でかかる税)」ですから、現在、ガソリンスタンドにある在庫には「暫定税」がかかったままなのですね。しかし、もし暫定分が期限切れすれば、スタンドに来るお客さんはただちに値下げを求めるでしょう。その差額分はスタンド側が負担せざるをえなくなるわけです。

民主党は、その混乱に対する批判を避けようとして法案を準備したと言っているわけですが、ろくに周知期間を設けずにやれば、現場は大混乱に陥るだろうと思います。我々とてそのような「言い訳法案」を容認するわけにはいきません。差額分をあとで清算するといっても、6万軒ものスタンドの在庫分を正確に把握することも極めて困難ですね。

予算関連法案がすべてパーになると影響は各方面に出てきます。日本経済も国民生活も「政治不況」に投げ込まれるでしょう。そうなれば、正直、「民主党不況」と言いたいところですが、その責任は政治全体が負うべきものだろうと思います。

河野議長もさすがにこの状態を見かねて調整に乗り出してくれましたが、ここでも民主党の態度は硬いようです。いったい、何を考えているのでしょうか。衆議院から送られてきた法案をまったく審議せず、その中から都合のいい部分だけを取り出して数の力で可決しようとしている。政権を獲ったわけでもない政党が第二院の数の力を背景にここまでの横暴を重ねるというのは、どう考えても「憲政の常道」を逸脱していると思います。

ここ数日が「山場」になるわけですが、なんとかしなくちゃいけませんね。私も国対の一員として全力を尽くしたいと思っています。

ではまた。どうぞお元気で。  


Posted by たけし at 15:21Comments(0)

2008年03月17日

政府与党は思い切って歩み寄ります。

こんにちは、岩屋です。

前回、はしなくも打ち明けた「痛風発作」についてはお陰で峠を越えたところです。いやぁ、ほんとに痛かった。。。。

今回ばかりは本当に反省しましたね。さっそくに生活態度を改める決意をしてたところです。とはいえ、それほど不摂生をしてきた覚えもないのですけどね。要は「過信」がいけなかったんですね。自分は丈夫なんだから少々の無理は大丈夫だと言う過信がいけない。

よくよく振り返ってみると食べ方にも飲み方にも大いに問題がありましたね。この際は「痛風転じて福と成す」ようにせいぜい気をつけ、より元気な体を作りたいと思います。皆さんの中にも「メタボ」な方、生活習慣病予備軍がいらっしゃるんじゃないですか。。。。くれぐれも気をつけてくださいね。

さて、国会ですが、どうにも民主党さんは固いですねぇ。。。予想はしてはいましたが、それを遥かに越えて強硬な姿勢です。やっぱり、参議院は、与党が多数を占めている衆議院とはまったく違う「別世界」になっているんだということを連日、つくづと思い知らされています。

しかし、与党が衆議院段階での「数の暴力」を慎まなければいけないように、参議院においては野党が同様の考え方を持ってもらわなければ困りますね。とりわけ、参議院は「抑制の府」、「良識の府」としてその権能の発揮が期待されているわけですからね。あたかも一国に政権が二つあるようなことになってもらっては困るのです。

日銀総裁人事も、道路特定財源も、ここまでくれば双方が妥協しあってでも、定められた期限内に一定の結論を出していくべきでしょう。この際は与党は思い切って野党に歩み寄ることになると思います。なぜならばそれが政権を担っている与党の責任だからです。国政をいたずら停滞させるわけにはいかないのです。

エコノミストという雑誌が「JPAIN」というタイトルで記事を書いたそうです「JPAIN」とは変な綴りだとお気づきになったでしょうが、、、、そうなんです。「JAPANのPAIN(日本の痛み)」を縮めて「JAPAIN]と表現しているのですね。要は最近、日本の政治がどんどん劣化しているようだが大丈夫か、、、ということなんですね。我々はそういう懸念を打ち払うことができるような政治をやってみせなければいけないと痛感しています。

国会もまた「ねじれ転じて福と成す」とすべきですね。頑張ります。

ではまた。お元気で。

  


Posted by たけし at 16:03Comments(0)

2008年03月12日

良識で運営されてこそ国会です!

こんにちは岩屋です。

目下、痛風の発作に悩まされながらも、国会の行方に気を揉んでいます。

それにしても民主党さんはどうしちゃったんでしょうね。国会の審議に出てこないと思ったら、日銀の総裁人事ではいち早く採決を行ないました。早く採決して政府与党にボールを投げ返し、責任を回避しようという作戦でしょうが、、、姑息ですね。

日銀の総裁人事はもとより政局に絡ませるべきものではありません。それが常識であり、良識です。「国会同意人事」は当然のことながら「不同意」という事態も想定しているわけですが、それも時の状況や事の軽重に依るでしょう。こういうものは、まさしく常識、良識で期限内に穏便に裁くべき事柄だと思います。

現在の経済状況、市場の反響、世界の反応など、多方面から検討して、「空白」を置くことなく裁いて見せることが今の政治に求められているのだと思います。選挙や政争の具にするなどもってのほかで、そのこと自体が日本の政治の「劣化」を世界に印象付けることになるのだと思います。



この際は幹事長会談であれ、党首会談であれ、必要なことはなんでもやるべきだと思います。小沢さんも前回のことがトラウマになっているのかもしれませんが、こういう重要問題で党首会談を行なうのはむしろ当然でしょう。「大連立だと思われたくない」などと、いちいち「下衆の勘繰り」を気にしている場合ではないと思います。

ああ、それにしても「痛風」っていうのは、本当に読んで字のごとく、風が吹いても痛いですねぇ。。。今回ばかりは私も心底反省しています。これまでも決して不健康な生活や不摂生をしたつもりはないのですが、もはやそれも言い訳に過ぎませんね。体が証明している。今後は努めて「生活改善」に努力したいと思っています。

アメリカ大統領選は再びオバマ候補の躍進が開始されています。クリントンさんんもしぶといですねぇ。。選挙の難しさ、怖さというものをニュースを見ながら痛感しています。いずれにしても今回の民主党の指名争いは歴史に残る名勝負になるでしょう。しかし、だからと言って民主党で決まりかというと、そうでないのがまた選挙の難しいところですね。マケインさんも決して弱くはないと思いますよ。

とにもかくにも、日本の政治だけがいつまでもモタモタしていてはいけない。民主主義というのは概してモタモタするもので、その過程が大事であることはもちろんですが、それにも限度がある。なんとかしなければ、という思いを日に日につのらせているところです。

ではまた。皆さんも「健康生活」、ご留意ください。



  


Posted by たけし at 13:24Comments(0)

2008年03月06日

国会対策委員会の日常。

こんにちは、岩屋です。

国会は開店休業中です。それでなくても年度末まで時間が残り少ないのにどうしたことでしょうね。「徹底審議しろ!」と言っていた人たちが審議拒否をするというのは、どうにも合点がいきません。

思うに、民主党さんには「野党癖」がついているのだと思いますね。永田町用語では「審議拒否する」ことを「寝る」と言っているのですが、これまでは「寝ていれば誰かが起こしに来てくれる」というのが当たり前だったのですね。しかし、今は違います。なにしろ、参議院では野党が多数を占めているのですからね。参議院の運営は野党こそが決められるのです。「起こしに行く」もなにも、自分で起き上がればいい。



「先の衆議院採決について謝れ」というのも、なにか勘違いをしていますね。採決を容認した議長さんに「謝れ」とでもいうのでしょうか。国会の開催経費は一日に換算すると1億数千万円にはなります。伊吹幹事長さんじゃありませんが、「審議を拒否していることを国民に謝れ」と言い返したくなりますね。

そういうわけで、「国会対策委員会」も今週はいまのところさしたる動きはありません。もちろん、毎朝定例の打ち合わせは行なっていますが、相手が出てこないものですから動きようがないという状態です。

日頃の「国対」は、まず、毎朝の「国対正副委員長会議」にはじまります。冒頭、大島委員長の訓示をいただいて、その日一日の国会の動きに関する情報を全員で共有し、それから、それぞれの副委員長が担当の委員会の舞台回し、根回しに動くことになります。

国会の各委員会には「理事」という役員がいましてね。各委員会とも全部で10名足らずでしょうか。各政党の議席数に応じて理事の数が割り振られています。委員会の運営はその「理事会」というところで決まるんです。与野党それぞれに「筆頭理事」という役割の人がいるのですが、通常はこの筆頭理事さんどうしの話し合いで合意が作られていくことになります。

野党の筆頭理事がものわかりがいいとよいのですけどね。そうでない場合は相当にてこずることになるんです。こればかりは「運」ですねぇ。ややこしい人が相手だと、にっちもさっちも行かなくなる。実は「ややこしさ」で定評のある人たちがいましてね。そういう人に当たるとみんなゲンナリする。お名前を明かしたいところですが今日はやめておきましょう(笑)。

しかし、理事会ですべてが決まるかというと、そうもいかないのです。そこに「国対」の役割があるのですね。「国対」は常に国会全体の動きを見ていて、各委員会の理事に指示を出します。そこは与野党ともにそうなっているんですね。したがって、「国対」のゴーサインが出ないと、委員会は勝手に動かすことはできません。それだけ、国会運営に関しては「国対」の存在感が大きいわけです。

「理事会」だけでは決められない重要案件については、与野党ともにそれぞれの「国対」に持ち帰って相談することになります。そのことを「本国に持ち帰る」と言うのですね。永田町用語、国会用語というのは面白くできてますよね。「法案」を提出したまま審議しないでほおっておくことを「吊るす」と言います。また、衆議院段階での採決が「不正常」だった場合は「荷崩れした」と表現する。したがって、参議院側はいつも「荷崩れしないように持ってきてくれ」と言うんですね。

実は私は10年を越える国会議員生活を通じて「国対」に関わるのは初めてなんです。最初は正直、敬遠してました。やっぱり、「政策」で勝負するポジションを望んでいましたからね。しかし、半年近くやってみて、今は「国対」の仕事を経験できてよかったな、と思っています。

どんな法案であれ、条約であれ、政策であれ、国会で成就しなければ日の目をみないわけですからね。それまでは「国対なんていらないんじゃないか」くらいに思っていましたが、実際に携わってみて「なるほど、舞台裏ではこういう苦労があったのか」ということを今あらためて実感しています。

まぁ、来週には野党も世論を気にして「起きてくる」でしょう。それまでの間、再開後の国会日程のイメージを描きつつ、政策勉強にも精を出したいと思っているところです。

ではまた。どうぞお元気で。  


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2008年03月03日

いよいよ舞台は参議院です。

こんにちは、岩屋です。

九州では中国発の「黄砂」の影響で視界不良の地域が出てきていますが、そろそろ西日本のほうにも及びそうな気配ですね。先の「毒ギョーザ事件」もこれあり、ここへきてまたぞろ「嫌中論」が台頭しつつあります。ちょっと気をつけなきゃいけませんね。

「毒ギョーザ」については日中の捜査当局どうしの見解が真っ向から食い違っています。しかし、客観的状況から見て中国側に非がないわけはないでしょう。オリンピックを控えて中国側が神経質になっているのはわかりますが、真実を明らかにしてこそ信用が得られるわけですからね。「食の安全」というのは国益と言うよりは国際益です。そこをきちんと踏まえていれば冷静に対応できる問題だと思います。

大事なことは、このことだけで日中関係全体のマネッジメントを間違えないことですね。科学的な作業を通じて原因を突き止め、再発防止のための対策を日中双方でしっかりと打ち立てることだと思います。そういう気持ちでこの問題を議論していきます。

さて、国会です。

いよいよ舞台は参議院へ移ります。昨日のテレビでは民主党さんが「少なくとも一週間は寝る(審議拒否する)」みたいなことを言っていましたが、いかがなものですかね。「議長裁定の前提が崩れた」と言っていますが、「崩れたかどうか」を判定するのは議長さんでしょう。河野議長は本会議のベルを押したんですからね。。。。判定結果は明らかだと思います。

今日の新聞各紙で世論調査の結果を見ましたが、思ったとおりでしたね。国民の皆さんは与党案をいいとも思っていないが、野党が徹底抗戦することも望んでいない。どこかの時点で「修正すべし」というのが大方の世論だと思います。これ以上、政治がこの問題だけで混乱するのを望んでおられないんですね。賢明なご判断だと思います。

さぁ、問題は政治の側がその国民の声に応えることができるかどうかです。与党は既に「修正」について前向きになっています。もちろん、中身にも拠るわけですが、ある程度は民主党はじめ野党の主張を入れていくことは可能でしょう。そうして年度末までに決着してみせるということが大事だと思っています。

地方の議会も現在、開会中のところが多いのですが、固唾を呑んで国会の状況を見つめておられるでしょうね。少なくとも地方の予算編成に大きく迷惑をかけるようなことは避けなければいけないと思います。

政権の支持率が上がらないのは正直、気になりますね。しかし、焦ることは禁物でしょう。福田総理は地味な方ですからね。しかし、なかなか芯の強い人でもあります。「噛めば噛むほど・・・」と言われるまで、じっくり腰を落ち着けてやるべきことをやっていく以外にないのだと思いますね。

予算が衆議院を通過してほんのちょっとだけほっとしているところですが、いよいよこれからが正念場。鉢巻を締めなおして頑張っていきたいと思っています。

ではまた。どうぞお元気で。
  


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2008年02月27日

石破大臣は改革の先頭に立て!

こんにちは、岩屋です。

石破さんがご苦労されてますね。今回の事件については海上保安庁が全権を掌握して操作中ですから、防衛省が独自に情報を収集することが現在は不可能な状況なのです。それでも大臣はいち早く詳細を把握しようとして事件直後、航海長を呼び寄せたということでしょう。なにも情報を隠蔽しようなどという意図はまったくなかったものと思っています。

石破さんという人は本当に真面目な人でしてね。最初に防衛庁長官になったときは「危機管理のためには長官がすぐに役所に出て来れなくてはならない。したがって自分は庁内に住みたいがなんとかならんか」ということを言い出して防衛省側を慌てさせたことがあります。

彼は一般に「軍事オタク」だと言われてますね。確かに「オタク」と言っていいくらい、兵器の種類やその性能にまで精通していますが、それには彼なりのしっかりとした理由があるのです。

「真のシビリアン・コントロールのためには政治家が軍事に精通しておかなければならない」というのが年来の彼の持論です。先の戦争も政治家が軍事に疎く、最終的に軍人にいい様に振り回されてしまったことが敗戦の最大の原因だということを言っているわけですね。それがゆえに彼は誰よりも熱心に軍事一般を勉強したのです。

自衛隊を効果的、効率的に運用するためには「自衛隊に何ができて、何ができないかを政治家が正確に知っていなくてはならない」。それはまったくそのとおりだと思います。彼はその努力をした。だからこそ福田総理も信頼しているのでしょう。ここは苦しく辛い局面だと思いますが、防衛省自衛隊の改革のためにもしっかり踏ん張ってもらいたいと願っているところです。

石破さんは私よりも初当選が一期上ですが、あの当時の政治改革の運動をともにして以来、公私共に親しくさせてもらっています。テレビに出るときはいつも難しい顔をしていますが、酒を飲んだらめっぽう強く、顔には似合わぬキャンディーズの歌を熱唱したりします。愛すべき人柄です。頑張って欲しいと思います。

ではまた。どうぞお元気で。  


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2008年02月21日

宮崎に行ってきました。

こんにちは、岩屋です。

20日の日に予算委員会の地方公聴会で宮崎に行ってきました。とはいっても、私は先乗り隊として前日から宮崎入りしましたので、20日の午前中は久々にゆっくりすることができ、つかの間、英気を養ってきたところです。

昨日あたりから全国的に「春の気分」が漂ってきましたが、宮崎はとりわけあったかかったですね。さすがに南国、宮崎。私は隣の大分県ですが、やっぱり、「南国気分」ということになると宮崎に軍杯が上がりますね。野球もサッカーもたくさんのチームが宮崎でキャンプ入りしています。それもあって、空港もホテルもどこも歓迎ムードであふれています。

2月にお客さんが来るっていうのは本当にありがたいんですね。だいたい、観光業はどこも2月は閑古鳥が鳴くんです。それが、「キャンプ」のお陰で宮崎のホテルは盛況を博しているというんですからね。うらやましい限りです。

公聴会の主たる目的は折からの「道路特定財源問題」で地方の声を直接に聴取することにありました。延岡市の市長さんや商工会議所会頭さん、あるいは九州のトラック協会の会長さんなどに意見陳述人になっていただきました。



お隣の県で、だいたい宮崎の事情はわかっていたものの、やっぱり直接ご意見をうかがってみると、いかに地域の皆さんが高速交通体系の整備を待ち望んでおられるかがわかります。また、一方では、トラック協会のように原油高騰が業界全体の存亡にかかわっているという切実な訴えもありました。

国民の皆さんは極端なことは考えておられないと思いますね。「地方の真に必要な道路は作りなさい。ただし、10年先まで決めるのは長すぎるんじゃないか。環境にも配慮するような税制にしてはどうか。税収は正しい目的だけに使われるようにしなさい」。そういう風に思っておられると思います。

したがって、政治の側がいつまでも「ゼロか100か」みたいな話ばかりで衝突していたのでは、最終的には「与党も野党も問題経穴能力がない」という判定を下されると思いますね。そろそろお互いが国民の声をよく聞いて、解決策を見出していく努力を開始すべきだと思っているところです。

ではまた。どうぞお元気で。  


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2008年02月18日

ひたすら「座学」の日々です。

こんにちは、岩屋です。

予算委員会での審議は連日、順調に進んでいます。平均で毎日、午前3時間、午後4時間の計7時間の審議が続くんですね。予算委員はもちろんですが、担当している国対副委員長としてもほとんどの時間をこの委員会で過ごしています。

予算委員会というのは、言ってみれば「森羅万象」を扱う委員会ですからね。目下の焦点である「道路特定財源問題」や「年金問題」が中心ではありますが、それ以外にも医療、教育、農業、安全保障、外交、治安などなど、取り上げられるテーマは極めて多岐にわたっています。ずっと座って聞いているだけでも勉強になるんですね。まるで大学に再入学したような感じですね。いや、大学時代はこんなに勉強しなかったですね、私は(笑)。

大臣によって答弁のスタイルも様々なんですねぇ。。。やはり、やりとりの間に識見、人格というものが次第に滲み出てくる。正直、感心することもあれば、首をひねってしまうこともありますが、そこは「我以外皆我師」という心境で拝聴しているところです。

質問者についても同じことが言えます。与党質問というのは基本的に政府を激しく攻撃するわけにはいきませんから、どうしても柔らかいものになりがちですが、それでも、人によっては野党議員をもうならせるほどの見事な質問が聞けることがあります。

野党議員ともなれば当然のことながら、極めて厳しい追求のオンパレードとなります。政府与党にとっては歓迎すべからざる質問ではありますが、時に「誠にポイントをついた鋭い質問だなぁ」と感心させられることも少なくありません。そんなときは思わず手を叩いてみたり、大きくうなずいたりしてしまいますね。

当たり前のことではありますが、これが「議論」のいいところなんですね。お互いの叡智を交換することによってより良き結論に到達する。それが本当の「議論」なんだと思います。まぁ、そう、うまくはいかないのが「政治」なのではありますが、国会が「ねじれ」ていればこそ、本来の「議論の効能」が発揮されなければいけないのだと思いますね。

今後の国会運営を考えれば頭の痛い毎日なのではありますが、これほどまとまった時間、さまざまな知見を有した議員や大臣たちの議論を聞ける機会もありませんからね。私は委員ではありませんから残念ながら質問に立つことはできませんが、「現場監督」として委員会室に座っている時間は、またとない「座学」の時間だと心得て、大いに勉強させてもらいたいと思っているところです。

ではまた。どうぞお元気で。


  


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2008年02月13日

より自由で、より開かれた選挙にすべし。

岩屋です。バレンタインデイが近づいてきましたね。まぁしかし、誰がこんなことを考え出したのか、、、、ともあれ、この時期はチョコレート業界にとっては稼ぎ時であるには違いない。小生、最近は言うまでもなく、「義理チョコ」ばかりですけどね。来月には、これも誰が考え出したのか、「ホワイトデイ」なんてのもありますからね。正直、面倒くさいのですが、浮世の義理は果たさなければいけないと思っています(笑)。

さて、国会ですが、予算委員会での審議は今のところ順調です。先の両院議長さんの裁定で「十分な審議を尽くした上で年度内に一定の結論を得る」ということになっていますからね。活発に議論を戦わせることは当然ですが、最終的には議長裁定を遵守して年度内での決着をはかることが大切です。



「修正」もあってしかるべきでしょう。「中期道路計画」についても精査の結果、問題があれば規模を縮小することがあってしかるべきだと思います。福田総理もこれから「環境の福田」として世界にアピールしようとしているわけですからね。この際に「道路財源の一部を環境税化する」ということに総理自らがリーダーシップを発揮して欲しいと思っています。

そのためには民主党さんも自説を主張するばかりではなくて、現実的な修正案なり提案を出してきて欲しいですね。この春から各自治体の予算に組み込まれてしまっている財源を無しにしてしまうというのは、そもそも「無理筋」な話です。地方が反発するのも当然でしょう。「選挙のための政治」ではなく、彼らの言う「国民が主役」という原点に立ち返って対応してくれることを願っています。

一方、どの役所にも共通していることですが、「省益」ばかりにこだわる姿勢は糾弾されなければならないと思っています。これについては野党の皆さんの主張にもうなづけるところが大いにあります。我々とて、役所の既得権益を守ることにはなんら関心がありません。いや、もし、そういうことがあれば、断固、正していかなければならないと思っています。

役目柄、いつも役所と一緒に仕事をしている与党では、正直、その点の追求が甘くなってしまうのですね。この点については、野党の皆さんのお力に負うところ大です。「役所の仕事のやり方を正す」という点では、与野党が共闘していくことが大事だと思っています。

ところで、前回触れたアメリカ大統領選ですが、スーパーチューズデイ以後、オバマ候補の快進撃が続いているようですね。今後の展開に期待しているところです。

とにかく、アメリカ大統領選には大変なお金がかかるのですね。しかし、感心するのはその大半を有権者の寄付によって賄っていることです。テレビコマーシャルは自由ですし、日本の27倍もある国土を飛行機をチャーターしながら回るのですから、その選挙資金も大変な額になります。本選挙ともなれば、ひとりの候補が約100億円近くの選挙資金を使うことになる。

しかし、これもまた「民主主義のコスト」なんですね。私は日本でももっと選挙運動を自由にして、そのかわり、資金の透明性を高めるようにすべきだと思っています。手足を縛られたままでは、有権者に「選択」に必要な情報を十分にお伝えすることができませんからね。インターネットでの運動を解禁することも当然でしょう。選挙権の18歳への低年齢化にも賛成です。

より自由で、より開かれた選挙にしていくことが日本の政治を成熟させることにもつながっていくと思っているところです。

ではまた。どうぞお元気で。





  


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2008年02月06日

スーパーチューズデイ。

こんにちは、岩屋です。

アメリカでは大統領選の予備選が真っ盛りですね。私も連日、テレビ観戦しているところです。

とりわけ、興味をひかれるのは民主党の有力二候補の戦いです。クリントン氏とオバマ氏。それぞれ、大統領になれば、「初の女性大統領(初の夫婦大統領でもありますが)」、「初の黒人(混血)大統領」となるわけで、いずれにしても「新しい時代を象徴する大統領」ということになるわけですからね。

特にオバマ候補は目が離せませんねぇ。。。彼はケニア出身のお父さんとスウェーデン系アメリカ人のお母さんとの間の混血だと聞いています。それがゆえに「本当の黒人ではない」などという批判が当初はあったようですが、最近ではかえってその出自が「人種の坩堝たるアメリカの象徴だ」という風にプラス評価に変わってきているようですね。

先日、テレビでそのオバマ候補の特集がありましたが、彼のおばあちゃんはケニアの片田舎で元気に暮らしていて、これまで何度もオバマ氏がおばあちゃんを訪ねたことが紹介されていました。お父さんの代にアメリカに渡ったんでしょうからね。またたく間にその子どもが大統領候補になるなんて凄いことですね。その辺がアメリカという国の懐の深さなんだろうと思います。

話が飛んでしまいますが、そういう意味では日本もこれからもっと開かれた国にならなければいけないと思います。私は議論が続いている「外国人に地方参政権を与える(選挙権のみで被選挙権は与えない)法案」には反対ですが、外国出身者やその子孫が日本国籍を取得し、選挙権のみならず、被選挙権をも取得して政界にもどんどん進出してもらうということには大賛成です。

経済の分野であれ、政治の分野であれ、才能ある人たちがたくさんやってきて日本を舞台に活躍してくれることは国力を増進させることにつながると思うからです。思うに、アメリカの「国力」も「アメリカンドリーム」を夢見て世界中から集まってくる人たちによって支えられているのでしょう。それがゆえに抱えている問題も多いでしょうから、「アメリカ流」を手放しで礼賛するつもりはありませんが、日本ももう少しオープンな国になるべきだと思うのです。

そういうわけで、本題に戻れば、オバマ氏が大統領になることになれば、それはまさしく「新しいアメリカ」を象徴する大統領になるのだと思います。民主、共和のどちらが政権を獲ろうと対日政策にさほど大きな変化はないだろうと思っていますので、それほど心配はしておりません。そのことを前提に申し上げれば、この際はぜひ「新しい時代の大統領を見たい」というのが正直な気持ちです。

実はアメリカ大統領選挙には思い出がありましてね。今からもう20年前の話ですが、県議会議員になったばかりの頃に実際に選挙戦を見に行ったことがあるんです。当時は共和党はブッシュ(パパ)候補、民主党はデュカキスという候補の戦いでした。いくつかの演説会場やキャンペーンオフィスを回ったのですが、とにかく、アメリカの選挙というのは明るいのですね。日本のようにみんなが難しい顔をしてねじり鉢巻をしている、といった感じはまったくありません。

なんというのか、「お祭り」といった感じなんですね。候補者が登場するまで地元の高校生のバンド演奏が披露されたり、数々のキャンペーングッズが販売されていたり、会場は会場でプラカードや風船で色鮮やかに演出されていて、候補者が到着するまでの間は芸能人をはじめとする著名人の応援演説が行なわれたりしています。「老若男女が楽しく参加できる選挙」と言ったらいいんでしょうか。「日本でもこんな風にできないかな」とひとしきり思ったような次第でした。

それにしても約二年間近くかけて、候補者の政策はもちろん、人間性に至るまでありとあらゆる要素が量りにかけられる選挙なんですから、非常に厳しい選挙であることに間違いはありません。日本の場合は「議院内閣制」なので、一国のリーダーを国民の直接投票で選ぶということではありませんが、自民党も民主党もできるだけ開かれた「党首選」を行なうことによって、少しでも国民の声を反映させることが必要だと思います。

いつか、そういう選挙に自分も名乗りを上げてみたいですね。引き続き、アメリカ大統領選に注目していきたいと思っています。

ではまた。どうぞお元気で。







  


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2008年02月01日

両院議長裁定は重たく受け止めるべきです。

岩屋です。お元気ですか。小生はようやく苦しみを脱して元気になりました。と言うよりも、この間、国会が騒動していて体調の悪かったのもいつの間にか忘れてしまっていたというのが実情でした。

やっぱり、最終的には河野議長が乗り出してくれましたね。江田議長も含め、両議長のお骨折りに感謝したいと思っています。今後も「ねじれ国会」の中で、議長さんたちに登場していただく場面が出てくるでしょう。江田議長の弁にありましたように、「我々がしょっちゅう出ていかなければならないようでは困る」というのも確かにそのとおりですが、今回のようにどうしようもなくなる局面では今後とも適切にリーダーシップを発揮していただきたいと期待しています。

それにしても久々の大立ち回りでした。最初は笹川議員運営委員長が閉じ込められたんですね。なぜ、ああいうことをやるかというと、まさしく「進行を妨害する」ためなのです。委員長さんが委員会室に入れなければ委員会は開催できませんからね。野党が物理的に抵抗しようと思えば、まずは会議の長を拘束するということをやるわけです。まぁ、「あほらしい」と言ってしまえばそれまでなのですが、残念ながらそれが時々起こるというのが今の国会です。

しかし、部屋の中に閉じ込められたほうは大変なのですよ。トイレにも行けなくなるんですからね。実は今回、笹川委員長をはじめとする与党理事の皆さんは最終的には「窓」から脱出を図ったのでした。それも計画された行動ではなくて、途中、トイレに行きたくなってたまらなくなった委員長が「ええい、この際は窓からやってやれ」と思って窓を開けてみたところ、そこにベランダがあって、そこをつたって行くと隣の部屋に行けるということが判明したというわけです。

そうとも知らずにドアの外でおしくら饅頭を汗まみれになってやっていた民主党議員はいつのまにか部屋がもぬけの空になっているのにびっくり仰天!。委員長たちは全員が窓から脱出して隣の部屋を通り抜け、さっさと委員会室に入って涼しい顔で待っていたという次第でした。この「大脱走」が成功していなかったら、事態はもっと悪化していたでしょう。

翌日の委員会でも同じような妨害行為が行なわれましたが、今度も「秘密の扉」から脱走が成功し(これは機密事項ですので種明かしはできません)、約2時間遅れで委員会が開会できました。そういうわけで、誠に情けない話ではありますが、「閉じ込められた部屋から脱出できるかどうか」が国会運営を大きく左右しているような現状です。鬼ごっこしてるわけじゃあるまいし。こういうのは本当になんとかしたいものですね。

私は国対副委員長という役目柄、これらの委員会を予定通り進行させることに全力を尽くしていたのですが、心の中では「このまま力任せにつなぎ法案を通してしまうのはよくない」と考えていました。きっとどこかの時点で河野議長が動いてくれると信じていたんですね。結果的にそのとおりの展開になったことを大変喜んでいますし、この裁定を今後の国会運営に活かしていかなければならないと思っています。

ところが、そのあとの鳩山幹事長のご発言はいただけませんね。各党の合意内容は「年度内に結論を得る」となっています。「結論を得る」というのは「採決して結果を出す」という意味に他なりません。それを「そういう約束をしたわけではない」と言い張っているのは、もちろん党内向けの発言だろうとは思いますけれども、「衆参両院議長による裁定」という異例の措置をないがしろにしかねない発言だと思います。しかも、江田議長はお身内なんですからね。

もし今回の議長裁定が反故にされるようなことになれば、この先、国会の混乱は収拾不可能になり、ダッチロールを繰り返すだけに終わってしまいます。ここは各党とも合意内容をしっかり遵守して粛々と今後の国会審議を進めていくことが大事だと思います。

「裁定内容」の中には、「合意が得られれば修正する」ということも書かれています。ここは自民党、与党もしっかり踏まえるべきでしょう。「原案」のまま強引に押し通すということは困難になったと考えたほうがいい。「暫定」という税のあり方の是非、道路計画全体の再精査、適用期限の再見直し、環境税創設の検討など、この間の議論を通じて浮かび上がった論点について自民党の側も真摯に検討し、協議に応じていくべきだと思います。

平たく言ってしまえば「道路もまだ大事。環境対策も大事。現在の物価対策も大事」なんです。それが国民の声でもあるでしょう。お互い、自説ばかりにこだわって相手の非難中傷に明け暮れるのではなく、建設的な議論を行なうことによって「最善の解」を導き出してみせる力量があるかどうかが今の政治に求められているのだと思っています。

ではまた。どうぞお元気で。



  


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2008年01月28日

「ブリッジ法案」はできれば避けるべき。

お元気ですか、岩屋です。

・・・かくいう私はあまり元気じゃないんですよ。週末、地元にいるあいだに「嘔吐下痢症」というのにかかってしまいましてね。あれは、まぁ、こういうところで言うのはいささか憚られるんですが、もう、上からも下からもどんどん出て体がひからびちゃう病気なんですね。

最初に母がかかり、次に家内にうつり、そうしてとうとう、自分と次女までに感染してしまったのでした。家内からは東京にいる長女にはうつさないでくれ、と厳しく言われましたので、現在、長女は私と話すときはマスクをしています。皆さんも気をつけてくださいね。

しかし、いいこともひとつありまして、丸一日、何にも食べなかったお陰で一気に体重が2キロ近く減りました。酒など飲む気もしなくなるので、久々に「休肝日」もとれましたしね。考えてみれば、毎年、一月の終わりには一回、胃腸の調子が悪くなってたんです。そうです。忘年会と新年会の疲れがその頃にどっと出るのですね。今回は胃腸が弱ってたところにウィルスが襲ったということだったんでしょう。

さて、冒頭からつまらぬ話で恐縮でしたが、国会です。先週からテレビが入って予算委員会での審議が始まっています。現在は19年度の「補正予算」の審議をやっているのですが、今月中に補正予算を仕上げたら、いよいよ来月からは20年度の本予算と関連法案の審議がスタートすることになります。

ここでの問題は、何度も申し上げてきたように「予算関連法案」の処理です。とりわけ道路特定財源を構成している「揮発油税の暫定税率」の問題ですね。大事なことは年度内にこの問題に結論を出すことです。そうでないと、国民生活にも自治体の運営にも大きな混乱が生じてしまうわけですね。

ところが、民主党は当初から「ガソリン国会にし、ガソリン解散にする」と息巻いていて、今のところ、話し合いをするような雰囲気ではないことです。福田政権の基本路線は「話し合い」ですし、そうあるべきだと私も思っていますが、相手にまったく話し合うつもりがない、ということになれば、国民生活に責任を有している与党としてはいろんなことを考えざるをえなくなってきます。

それが先週末から浮上してきている「ブリッジ法案」なんですね。これは3月一杯で切れる予定の税制関連法案の期限を二ヶ月ほどまとめて延長して、国民生活を混乱させることなく、じっくり時間をかけてこの問題を議論しようというものです。「緊急避難」のためには、ひとつの方法だとは思います。しかし、これをやると政局は一気に緊迫し、事実上、与党だけの「片肺飛行」を余儀なくされることになるでしょう。そういうことが本当に適切かどうかという問題があるわけです。

「国会が混乱することと、国民生活や地方が混乱することと、どっちを採るか」という様な話になるわけですが、本当は、そういう不幸な選択をしないで済むように、与野党が歩み寄って年度末までに結論を出してみせるというのが、最善の道なんだろうと思いますけどね。ただ、それで結果的に話し合いがつかなければ、そのことによって生じる「混乱」もまた与党責任だということになる。難しい判断になりますね。。。。

しかし、あくまでも「話し合い解決」が一番でしょう。党の幹部がどのように考えているのか、必ずしもつまびらかではありませんが、私個人としてはそこへ向かってあくまでも努力をしていきたいと思っているところです。

ではまた。どうぞお元気で。

  


Posted by たけし at 14:52Comments(0)