2007年12月25日

どうぞよいお年をお迎えください。

遅ればせながら、メリークリスマス!すっかりご無沙汰ですいません。私は結構、「書き物」が多くて、毎日、必ずパソコンの前に座っている時間があるのですが、ここのところは雑事に追われるばかりでついつい更新が遅くなってしまいました。お許しあれ。

それにしても一年が経つのは本当に早いですね。この週末は久々に東京に居残りとなりましたが、そのかわりに母と家内と次女が上京してきたものですから、まさに忙中閑ありで、つかのま、家族との時間を過ごすことができました。

街に出るとさすがにクリスマス一色でしたね。毎年、この時期は予算編成の作業にかかりっきりなので、我々にはあまり関係ないのですが、家族が出てきたとあってはほぉっておくわけにもいかず、韓国料理を食べに出かけたり(クリスマスに韓国料理というのは家族ならでのことですな)、この時期、クリスマスイルミネーションで有名なスポットを連れて歩いたりしました。

どこもカップルでごったがえしてましたね。負けてはならじと久々に家内と手をつないだりしてみましたが、やはり、恥ずかしいものがありましたねぇ。。。(笑)

まぁ、近況はこのくらいにして、国会です。「越年」とはなったものの、年末の28日くらいから年明けの6日までは事実上の休会となります。それはそうですよね。年末年始はそれぞれ地元での会合が控えていますからね。ということは一ヶ月延長しても残された審議時間は僅かしかないということになるんですね。

この短い間に「給油新法」を片付けなければいけませんし、それから、昨日、福田総理が「自民党総裁」として行なった政治決断を受けて「薬害肝炎救済」のための議員立法を行なうことになります。「薬害肝炎」については連日詳しく報道されていますから詳細は省きますが、「司法」と「行政」の間で決着がつかない問題を「立法府」で解決しようということになったわけです。「中国残留孤児対策」の時と同様の考え方ですね。

「三権分立」の守るべき「筋」は守りつつ、実際の問題を現実的に解決するための政治決断をしたということです。マスコミからは連日、相当に厳しく批判されましたが、決してそれに動かされたからではなく、熟慮の上で適切に判断が成されたものだと思います。ついてはこの立法に民主党はじめ、野党の皆さんも協力していただきたいと思いますし、原告の皆さんにもぜひご理解をいただきたいと思っているところです。

ともあれ、今年は政治が激動した一年でした。振り返ってみても目が回るようでしたね。来年もこの余震が、、、いやいや、今度こそは直下型の大地震に見舞われるかもしれません。年明けから解散総選挙含みの緊張した展開になっていくだろうと思います。

問題は選挙をやったからとて、おそらくは「ねじれ」が解消するような結果にはならないだろうということです。場合によってはもっと深刻な事態を招くでしょう。つまりは、当面の間、日本の政治は「ねじれ」を前提に物事を進めなければいけなくなるということですね。

それを思うと正直、気が重たくなるのですが、これもまた主権者たる国民の選択の結果です。「天与の試練」と受け止めて、この中から日本の政治を成熟させていくために前向きな努力をしなければいけない、と思っています。

「ねじれ」の効用を敢えて挙げれば、それは「国民に対する説明責任」が与野党双方に倍加したことでしょう。与党もしっかり説明して理解が得られなければ問題解決の手段を失うことになった。野党ももはや「反対のための反対」というわけにもいかなくなった。「対案」にしてもこれまでのように「どうせできないのだから言うだけ言っていればいい」というわけにはいかなくなりましたね。

一方、国民の皆さんにもその「選択眼」が試されることになりました。それぞれの「真偽」を見抜いて適格に判断を下してもらわなきゃいけない。最後の審判者は国民ですからね。つまりは与党も野党も国民もこの新しい政治状況の中から多くを学び取り、進化しなければならないということですね。

厳しい道のりですが、我が国には、そして日本人にはこの種の試練を乗り越える叡智が必ず備わっていると私は確信しています。その力を導き出すことができるような政治を創り出していけるよう、私も微力ながら全力を注ぐ決意を新たにしているところです。

では、どうぞお元気でよいお年をお迎えください。

この一年、拙いおしゃべりにお付き合いいただき、誠にありがとうございました。



麻生太郎先生・ディーディー君とメリークリスマス。

  

Posted by たけし at 15:29Comments(1)

2007年12月12日

ロシアの話から。。。。

こんにちは、岩屋です。お元気ですか?

ロシアでは先に選挙が行なわれ、プーチン大統領を支持する「統一ロシア」が圧勝しましたね。これを受けて、昨日のニュースではメドベージェフという第一副首相、兼、ガスプロム(ロシアの国策エネルギー会社)会長が次期大統領に就任することが確実になりました。

そこまでならあまり驚かなかったのですが、今日のニュースではその新大統領の下でプーチンさんが今度は首相になるという話が飛び込んできて、これには正直、驚きましたねぇ。。。プーチンさんが圧倒的な国民の支持を誇っているのは知っていましたが、まさかこういう手法で権力の維持を図ってくるとは予想していませんでした。

西欧的な民主主義の価値観から言えば、かなり奇妙な光景ですね。これではまるで「プーチン皇帝」ではないか。。。。「帝政ロシアが復活するんじゃないか」という様な批評まで出てくるでしょう。ロシアはますます中央集権的な色彩を強めていると一見、思えます。

しかし、いろいろ聞いてみるとどうもそれが国民の切なる声らしいのですね。西側からは「強権的」と批判されているプーチンの手法もロシア国内では我々が思う以上に強く支持されているようなのです。

その背景にはゴルバチョフ・エリツィン時代の混乱に対する嫌悪の気持ちがあるようですね。日本から見るとソ連を崩壊させた両氏は「歴史的英雄」であり、そのことによって「ロシアが進化している」と見えたのですが、その間、当のロシアの人々は実はあまりいい思いをしていなかったらしい。。。考えてみればそうかもしれませんね。国はバラバラになり、大国の威信を失い、経済は混乱して生活レベルは下がった。ある意味では「屈辱の日々」でもあったでしょう。

そこへ颯爽と登場したのが現在のプーチンです。結果、経済はよみがえり、富裕層は増え、ロシアの威信もある程度まで復活した。少々、高圧的なところがあったにしても、国民が拍手喝采するのもわからないではありませんね。

このあいだ、ロシアの専門家から聞いた話ですが、その人によるとロシアは「砂社会」なのだそうです。その意味するところは「強い力で粘土のように固めないとバラバラになってしまう社会」だというのです。その粘土になったのはかつては「ツアー(皇帝)」であり、それが革命によって「共産党」に変わり、そして現在は「プーチン党」になっている、というわけですね。なるほどな、と思いました。これからロシアに出来上がる体制は言ってみれば「民主的に選択された非民主的な体制」とでも言ったらいいのでしょうか。。。。

何を言いたいか、といえば、それほど国や地域や時代によって「望ましい政治体制、望まれる政治体制」というものには差異があるのではないか、ということなんです。そういう意味で言えば、灼熱砂漠のど真ん中の国に西欧風の民主主義を求めることも、崩壊寸前の分断国家にただちに改革開放を求めることにも、いささか無理があるのではないか、としばし佇んで考えてみることも必要なのではないか。。。。今のロシアの様子を見ていてそんなことを思います。

いま、日本の政治も「イラク」や「アフガン」の問題にどう対応するか。あるいは北朝鮮、あるいはイランに対してどう臨むかということなどを巡って延々と議論を続けていますね。アメリカの手法は端的に言えば「押し付け型」です。自分たちの価値観をなかば強引に相手に押し込もうとする。しかし、やはりそれがすぐに通用するほど世界は甘くはない。事実が示すとおりです。

そこで、日本はどうするか、ですね。もちろん、作り出されてしまった混乱を収めるために加勢するのは当然ですし、そういった協力は続けなければならない。しかし、どうやったら真に安定がもたらされ、どうやったら当地の国民が幸せを享受できるのか、ということからすれば、急激に「世界標準」を押しつけるだけでは物事は解決しないと了解しておくことも必要です。我々はもっと柔軟な思考をすべきなのでしょう。

ひるがえって、現下の「ねじれ国会」についても一考察が必要だと感じています。むろん、私は自他共に認じる年来の「二大政党論者」であり、「緊張感あふれる政治状況」はある意味、望むところですが、とはいえ、「ねじれ」というのはちょっと変則ですからね。日本の政治にここまでブレーキがかかるという事態は正直、想定していませんでした。

問題はこれを「新しい政治の産みの苦しみだ」としてしばしこの状況に甘んじる余裕が日本という国にあるかどうかです。「なにも政治の側がドタバタしなくても、やがて国民が審判によって解決するのだ」と腹を決めてしまうのもひとつの態度でしょう。一方で「政治の側が積極的に新体制を作らなければやがて国力を疲弊させてしまう」という懸念を持つのもあってしかるべき態度だと思います。

「大連立、是か非か」という議論も突き詰めていけばどちらの立場を取るか、というところに集約されるのでしょね。来年は選挙を挟んでもう一度、この問題と真剣に向き合わなくてはならなくなると予感しているところです。

あれれ、ロシアの話からとんだところに話が行ってしまいましたね。いずれにしても「選ぶ側」と「選ばれる側」の共同作業でこの難局を乗り切っていくしかない。そう申し上げる以外に今、この問題に対する答え方はないようです。。。。

思いつくまま、駄弁を弄しました。お付き合いくださってありがとうございます。

ではまた、お元気で。  

Posted by たけし at 18:14Comments(0)

2007年12月06日

九州を一周する高速道は必要です。

こんにちは、岩屋です。お元気ですか。

国会は民主党の大訪中団が留守にしているものの、なんとかやりくりして審議を続けています。いよいよ延長した国会の会期末(12月5日)が近づいてきていますからね。国会を再延長するのかどうか、そろそろ決断が迫られてくるところです。

民主党さんにはぜひともこの会期中に「給油新法」について可であれ、非であれ、結論を出してもらいたいと思います。民主党さんというよりも「参議院として」ですね。衆議院から送られてきた法案に対して第二院として判断を下すのは当然のことだと思います。その点、鳩山民主党の発言はさすがの「見識」だと思っているところです。

一方でいま、与党では来年度の予算編成へ向けての作業が急ピッチで進んでいます。この作業は毎年、クリスマスの頃までかかるのですよ。そうして「クリスマスプレゼント」として政府原案が発表されるというわけですね。

そうは言っても、ここのところの「財政再建路線」によってこの間、ずっと予算は減額され続けています。あんまりいいプレゼントになっていなかったわけですね。もちろん、財政再建は必要ですし、そのために税金の無駄遣いは徹底して廃していかなければなりませんが、「一律カット」ということになると、いろんなところから悲鳴が上がってくるわけです。苦しいやりくりの中で、どのようにメリハリをつけていくか。そこのところが問われてくるわけですね。

予算編成の作業はまず「税制」の議論から始まります。まずは「入ってくる」ところをどうするか、ということですね。今年の最大の課題はひとつは「道路特定財源」。もうひとつは「地方税」というところになるでしょう。

「道路特定財源」についてはもうご存知ですよね。自動車本体にかかっている税金やガソリンに上乗せしている税金をこれまではもっぱら「道路建設」に充当してきたわけです。自動車に乗る人は当たり前のことですが、必ず道路を走る。したがって、「受益者負担」という意味からも支持されてきた制度なんです。

しかし、最近、原油価格の高騰によってガソリンもずいぶん高くなってきてるでしょう。その他の燃料費もうなぎのぼりですね。そんなわけで、この際は「税率を下げてくれ」という要望も一方に根強くあるわけです。お気持ちは痛いほどわかります。

税金は安いのがいいに決まってますからね。ガソリンだって安いほうがいい。しかし、上乗せしている財源を撤廃すると高速道路もあるいは地方道も建設が相当に遅れてくるわけです。既に完成しているところはいいでしょう。しかし、東九州のようにようやく今後の建設に目鼻がついてきたばかりの地域では計画が20年から30年、遅れることになっていくだろうと思います。

それでは困りますよね。今日も議員会館に阿部議長はじめ大分県議会の超党派の議員団がお越しになって、県議会での「決議」を持参されて強く要望を受けたばかりです。広瀬知事もここが正念場だということでこの問題で飛び回っておられます。私もせめて九州を一周できるくらいの高速ネットワークはぜひとも必要だと思いますね。とりわけ、九州の西と東では格差があり過ぎる。東側には新幹線の計画すら無いのですからね。この状態を放置しておくわけにはいかないと思っています。

マスコミはそういう声に対して必ず「地方のエゴだ」、「改革逆行だ」という批判をするのですが、こればかりは地方に生活している人でないと実情がわかりませんよね。先に日田市にキャノンが進出を決めてくれましたが、最大の決め手は福岡へつながる高速道路の存在でした。中津のダイハツも港をきちんと整備したからこそ進出してくれたんですね。

このようにインフラの整備は適切に行なえば地域の活性化、ひいては雇用の拡大に必ず結びついていくのです。田舎に若者が残らない最大の原因は「働くところがない」からでしょう。構造改革で都市と地方の格差が拡大してしまっている。これは正さなければなりません。「地方税」論議の詳細は割愛しますが、これも同様の問題なんですね。そういう意味では予定された道路建設がいきわたるまではもうしばらくの間、この税制を維持させていただきたいと思っているところです。

ではまた。お元気で!  

Posted by たけし at 18:48Comments(0)