2007年07月09日

外務省記念日。

岩屋です。実は今日まで知らなかったのですが、今日は明治2年に外務省ができた記念日なんだそうです。今朝は外務省の一階玄関にあるホールでこれまでに亡くなられた外務省職員の冥福を祈る「黙祷会」というものが、麻生大臣の主催で行われました。

また、その後に、諸外国との友好関係に功労のあった方々を表彰する式典が飯倉公館という外務省のレセプション施設で執り行われました。びっくりしたのは、表彰者の中に落語家の桂三枝さんがいらしたことです。なんでも三枝師匠はアメリカを中心に落語を紹介する活動を長年やっておられるそうで、そのご功績が今回の表彰の対象になったということでした。

懇談会の席で師匠とお話したのですが、「三枝師匠、ところで同時通訳でやる落語って調子狂わないですか?」とお聞きしたら、「ええ、そうなんですわ。よう笑うてくれはるんやけど、わての話で笑うよりも上手な通訳さんの英語を聞いてみんな笑うとんのですわ。笑いが一拍遅れて返ってくるさかいに、ごっつうやりにくいでっせぇー」とのことでした。

また、最近の若い落語家さんの中には高学歴の人が増えてきて、その人たちははじめから英語で落語をやったりするんだそうです。先に麻生大臣は「世界漫画大賞」の贈呈式を済ませたばかりですが、こういう、サブカルチャーの分野でクール・ジャパンを発信していくことも大事だなぁ、とあらためて感じたような次第でした。

三枝師匠は会場に吉本興業が出版した「コミック・ヨシモト」なる漫画本を持ってきていて、大臣にプレゼントされていましたが、漫画通の大臣のこと、決して評価は甘くないでしょう。近々、その「採点」を聞いてみたいと思っているところです。

ではまた。

お元気で。



Posted by たけし at 15:19│Comments(3)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。